2025年 第45回医療情報学連合大会 共催
三菱電機展示(ホスピタリティ)ルーム
2025年
11月13日木・ 11月14日金・
11月15日土
会場 アクリエひめじ (姫路市文化コンベンションセンター)
セミナーのご案内 Seminar
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11月13日(木) 14:00 ~ 15:00
HPKIの最新動向
日本医師会電子認証センター システム開発研究部門長 矢野 一博
医師資格証は、2025年9月末現在で133,685枚の発行数となった。日本医師会の会員に占める割合は41.6%、全医師に占める割合も38.9%になり、現在も月に2,000~3,000人の申請が続いている。電子処方箋がきっかけではあるが、電子処方箋の導入率や普及状況からすれば、単に電子処方箋のためだけではなく、いよいよHPKIが医師の間に浸透してきたと捉えることもできる。
そのため、電子処方箋での利用だけでなく、電子カルテ情報共有サービスの診療情報提供書や介護情報基盤の主治医意見書、PMHを活用して自治体への提出を目指す死亡診断書など、医師による作成証明が必要な書類等への活用をより一層推進して行ける状況となった。
その一方で、いまだにHPKIの本質を理解せず、単なる電子署名のみで事足りるという議論も収まる気配がない。そのため、本講演では、HPKIの最新動向に加え、HPKIの考え方の根底にある国家資格者の証明の必要性と重要性にも触れてみたい。 -
11月13日(木) 16:00 ~ 17:00
認証局における次世代暗号基盤への対応について
一般社団法人デジタルトラスト協議会 理事長 宮崎 一哉
暗号技術は社会のあらゆる場面に浸透し、欠かせない基盤となっています。しかし計算機の性能向上により、暗号は時間の経過とともに強度を失い、次の世代の暗号への移行が不可避となっています。今話題のいわゆる「2030年問題」は2010年問題に続く二度目の大きな転換点と位置づけられます。本講演では、認証局を想定し、そこで利用される公開鍵暗号をはじめとする暗号アルゴリズムの移行に向けた対応について、過去の事例も振り返りながら解説します。
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11月14日(金) 10:00 ~ 11:00
医療DXに対するJAHISの取り組みについて
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会 事業企画推進室 室長 小林 俊夫
「医療DX」については、オンライン資格確認の導入以降、電子処方箋が普及段階に入り、次は電子カルテ情報共有サービス、診療報酬改定DX、など、まだまだ各種施策が目白押しという状況ではあるが、一方、この先の進捗に関して、現在公開している工程表に沿って問題無く進むのかと言うと、ベンダー側としては本当に大丈夫なのかと、一部では大小の疑問を抱えつつ何とか対応しているのが実態である。今現場では何が起きていて、何が課題なのかを、JAHISのこれまでの取り組みを交えて、できるだけわかりやすく解説する。
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11月14日(金) 14:00 ~ 16:00
公開シンポジウム
「医療DXにおけるHPKIの実像」
主催:医療情報システム開発センター
後援:日本医師会、日本薬剤師会<座長>
一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長 山本 隆一パネリスト
地方独立行政法人 山形県・酒田市病院機構 理事長 島貫 隆夫
川崎医療短期大学 学長 秋山 祐治
厚生労働省 医政局医療情報担当参事官 室長補佐 長嶺 由衣子
一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長 山本 隆一- 概要
- 電子処方箋が始まり、HPKI電子証明書の利用が加速しています。HPKIは電子処方箋だけでなく医療DXの根幹を支える重要な要素です。
医療DXを進めるため、電子処方箋の普及を始め、今後もHPKI電子証明書の利活用の広がりが見込まれます。今回は率先して医療DXに取り組んでいる先生方、医療DXを進める行政の立場からご講演をいただきシンポジウムを開催いたします。
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11月15日(土) 10:00 ~ 11:00
医療機器におけるサイバーセキュリティの最新動向
一般社団法人電子情報技術産業協会 ヘルスケアインダストリ部会
医療用ソフトウェア専門委員会 委員長 松元 恒一郎医療機器規制の国際調和を目指すIMDRFから「医療機器サイバーセキュリティの原則と実践」に関するガイダンスが2020年発行され、2023年3月にレガシー医療機器、SBOMの追補も策定されました。日本でも薬機法による規制にこのガイダンスを取り込み、基本要件基準の改正が2023年4月より施行され、1年の経過措置を経て、各製造販売業者はこれに基づいて対応しています。この一般原則及びベストプラクティスについての策定等の背景やその記載内容、日本での対応の状況等、脅威モデリング等医療機器製造販売業者の視点から対策について説明します。
展示のご案内 Exhibition
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公開シンポジウム連携企画
医療DXにおけるHPKIの利活用医療DXを進める中で、医療に係る様々な情報がデジタル化されます。その情報のほとんどは患者さんに関わる情報であり、中には患者さんの命に関わる情報もあります。このような情報に対しては、改ざんされていないことを保証、検知するだけではなく、医師・歯科医師や薬剤師という資格者が責任を持って作成したものであることも同時に証明しなくてはなりません。そのための重要な基盤としてHPKIは存在しています。
本出展では、HPKIが大きな役割を果たし、医療DXの柱のひとつである電子処方箋に関して、医療機関(病院)および薬局のシステム連携のデモンストレーションを実施します。現場では見えづらい一気通貫のシステム連携を通して、医療DXにおけるHPKIの役割やその実際の利活用方法をご覧ください。
なお、ご自身が所持されているHPKIカードを使った実体験も可能です。
日本医師会ORCA管理機構株式会社
WebORCA
医療情報共有アプリ(仮称)(厚労省、デジ庁)マイナ保険証の受付から電子処方箋の発行、調剤結果の受け取りまでの一連の流れをデモンストレーション
公益社団法人 日本薬剤師会 HPKI認証局
薬剤師資格認証の紹介
日本薬剤師会では薬剤師資格を証明できるHPKIカードとして「薬剤師資格証」を発行しています。本出展では、薬剤師資格証と併せて、物理券面と同様の情報をスマホ等の画面上に表示することができる「デジタル薬剤師資格証」についてもご紹介します。
三菱デジタルイノベーション株式会社
電子処方箋に対応した調剤薬局向けレセコン調剤 Melphin
2023年1月より開始した電子処方箋にも対応済!電子処方箋受付時入力作業と調剤作業を並行して実施できるよう、電子処方箋の内容のイメージ表示・印字が可能。電子署名は、HPKIカード、モバイルデバイスを用いたセカンド署名(リモート署名)にも対応しており、マイナンバーカードにも対応しています。
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医療機関の電子化を加速する ―電子署名サービス MELSIGN PDF/XML eSigner―
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
MELSIGN(メルサイン)は、三菱電機デジタルイノベーションが提供する電子署名サービス。 医療関連文書の電子化に関わる公的ガイドラインを満たす電子署名システムです。PDF署名、XML署名の両方に対応しています。診療情報提供書(紹介状)や訪問看護指示書、服薬情報提供書、院内の文書保存など法的に署名、捺印が必要な文書の電子署名を行い、文書の電子化とセキュリティの確保が可能となります。
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電子署名・タイムスタンプ自動化ソリューション MistyGuard<らくポン™>
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
医療文書などのPDFファイルをフォルダに保存するだけで電子署名・タイムスタンプを付与できるソリューションをご紹介します。施設内に保管されている紙文書の電子化のほか、大容量ファイルやXMLファイルにも対応していますので、様々な場面でご活用いただけます。
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SecureMinder オンライン資格確認
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
SecureMinder オンライン資格確認は、厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠したIPsec+IKE(Internet Key Exchange)による通信の暗号化(盗聴防止)、電子証明書によるユーザー認証(なりすまし防止)を用いたキュリティーレベルの高いVPNサービスです。「オンライン資格確認」に求められるセキュリティー要件を満たすだけでなく、「医療機関(医科・歯科)・薬局・訪問看護ステーション」の既存ネットワーク環境を活用し、更にインターネットとIP-VPNの2種類の接続回線をサポートすることにより、多種多様な環境に合わせて導入することが可能です。お客様の設備環境を活かした「オンライン資格確認」の逸早い導入及び「電子処方箋システム」対応の軽減を実現し、IPv4のままでも対応可能です。
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三菱ビル統合ソリューション てらすガイド
スマートシティ・ビルソリューション ロボット移動支援サービス三菱電機ビルソリューションズ株式会社
- 三菱ビル統合ソリューション てらすガイド
- てらすガイドは、施設利用者に対して視認性の高い動く光のアニメーションにより直感的でわかりやすい誘導案内や注意喚起を行うサインシステムです。
- スマートシティ・ビルソリューション ロボット移動支援サービス
- ロボット移動支援サービスは、施設や建物の中で、人とサービスロボットが、安全・確実に移動できる環境を提供します。
三菱電機展示(ホスピタリティ)ルーム開催概要
テーマ:電子文書交換・地域医療連携・セキュリティ
- 期間
- 2025年11月13日(木)、14日(金)、15日(土)
- 会場
- アクリエひめじ(兵庫県姫路市) 1階スタジオ1
- セミナー
- 各セミナー 会場定員 約30名 + オンライン参加
- 展示
- 11月13日(木) 12:15~17:30
11月14日(金) 9:15~17:30
11月15日(土) 9:15~13:00
- 三菱電機展示(ホスピタリティ)ルームは第45回医療情報学連合大会の共催となりますので、医療情報学連合大会の事前登録、もしくは当日登録(有料)が必要となります。詳細は医療情報学連合大会のWebページをご覧ください。
第45回 医療情報学連合大会 - お問い合わせ先 三菱電機株式会社 三菱電機展示(ホスピタリティ)ルーム事務局
受付期間 10月1日~11月12日12:00まで
mitsubishi-room@m-sem.com
交通アクセス
- 電車でお越しの場合
- 新幹線「のぞみ」停車駅 東京駅から3時間
- JR在来線 「JR姫路駅下車」
- 大阪方面から約60分・・・新快速:大阪駅→三ノ宮駅→姫路駅
- 岡山方面から約85分・・・普通:岡山駅→相生駅→姫路駅
- 飛行機でお越しの場合
- 関西国際空港から120分(リムジンバス)姫路駅
- 大阪(伊丹)空港から80分(リムジンバス)姫路駅
- 神戸空港から60分(ポートライナー+JR)姫路駅
アクセスマップ
姫路駅から徒歩約10分